悲しみの対面…松平健、滞在4時間で再び公演先へ

[ 2010年11月16日 06:00 ]

沈痛な面持ちで公演先の福岡から緊急帰京する松平健

 福岡市の博多座で座長公演「忠臣蔵」に出演中の松平は15日の舞台終演後、慌ただしく空路帰京した。

 自ら命を絶った夫人と無言の対面をし、その場で合流したベビーシッターに4歳の愛息の面倒を託し、16日の公演に備えて福岡にとんぼ返り。わずか4時間の滞在だったが、午後11時半すぎ、北九州空港で取材陣の問い掛けに「勘弁して…。あした(16日)から頑張ります」と気丈に舞台への全力投球を口にした。
 舞台を務めた松平は午後5時半ごろ、羽田空港に到着。黒いキャップ風の帽子を目深にかぶり、大きなマスク。険しい表情で、この際は無言を貫いた。その後、空港まで出迎えた事務所関係者とタクシーで都心に向かい、友里子夫人が安置されている病院で無言の対面をしたとみられる。
 仮面夫婦といわれた前妻の女優大地真央と離婚した翌05年に友里子さんとゴールイン。結婚生活も5年になり、4歳の長男にも恵まれたが「1年半前に引っ越してきた当時は一緒に出歩く姿も見かけたが、最近はほとんど見たことはない」と話す近隣住民もいた。
 友里子さんは1年半ほど前に引き取った実母が死去した6月から、知人に「死にたい」と漏らすこともあったという。喪失感からうつ状態になっていたともみられるが、よもやこんな別れが待っていようとは松平も思わなかったに違いない。
 博多座公演は30日までの日程。16日は午前11時からの昼の部と午後4時からの夜の部の2回公演が入っており、松平は悲しい対面を済ませて午後9時半すぎの北九州行きの飛行機に飛び乗った。滞在先の福岡市内のホテルに入ったのは深夜になっていた。

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2010年11月16日のニュース