クセになる?生田斗真「一番若くてきれいなので良かったな」

[ 2010年11月8日 16:22 ]

 「少年隊」の東山紀之(44)が8日、主演と務める舞台「ミシマダブル三島×MISHIMA vs 蜷川『サド侯爵夫人』『わが友ヒットラー』」の制作発表に演出の蜷川幸雄氏(75)、共演の生田斗真(26)らと出席した。

 本作では2本の作品を交互に6人の男優が女形と男形を演じ分ける。女形は初体験となる東山は「女性を見ながら勉強しています。女性の受ける教育を学び、女らしさを出していきたい」とやる気満々。
 すでにビジュアル撮影では“女性”を経験しており、「ポスターを撮影した時に照れくさかったですね。でも、徐々に顔を作っていただき、衣装を着ていくとその気になっているもので、もっとパットが必要だなとかと思ったりして、寄せて上げたりしているうちに、女性の気持ちも少しわかってきた」と研究熱心な様子をのぞかせた。
 生田は蜷川作品初参加。1日で男役と女役を演じ分けなければならない困難にも、「生まれ変わったらいつか歌舞伎役者をなりたいと思ってた時期があったので、不安よりも生まれ変わる前に男役と女役と演じ分けられる楽しさのほうが強い」。初めての女性役については「自分が一番若くて、きれいなので良かったな」と自信を見せた。
 蜷川氏は「最良メンバーであっと驚かせるような、ちょっとまがまがしい楽しい舞台に仕上がっていると思います。(東山には)サディスティックな喜びをもって期待しています」と不敵な笑みを浮かべた。
 今作は三島由紀夫の2作品を先ごろ文化勲章を受章した巨匠・蜷川幸雄氏の演出で同一キャストで交互に上演する2作品で1本の舞台。
 東京公演(Bunkamuraシアターコクーン)は2011年2月2日から3月2日まで、大阪公演(大阪シアターBRAVA!)は3月8日から3月20日まで。

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2010年11月8日のニュース