新藤兼人監督“最後の映画”舞台あいさつ

[ 2010年10月28日 06:00 ]

第23回東京国際映画祭に出品された「一枚のハガキ」の舞台あいさつに出席した新藤兼人監督(中央)。後列左から豊川悦司、大竹しのぶ、六平直政

 日本最高齢の映画監督、新藤兼人監督(98)の新作「一枚のハガキ」(11年夏公開)が27日、都内で開催中の第23回東京国際映画祭で上映された。

 主演の豊川悦司(48)、大竹しのぶ(53)らと舞台あいさつに臨んだ監督にとって49作目。この映画で引退を宣言しており「戦争に行った体験を通じて映画を撮ってきましたが、体が弱り、頭も弱りました。これからは映画のことを思いながら生きていきたい」と話した。この日は、米国で交通事故に遭ったすずきじゅんいち監督(58)の「442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」も上映された。

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2010年10月28日のニュース