暗殺者“判明”…福山龍馬を亀治郎が斬る!

[ 2010年10月28日 06:00 ]

 福山龍馬の暗殺犯が分かった。NHK大河ドラマ「龍馬伝」(日曜後8・00)の最終回(11月28日)で、福山雅治(41)が演じる坂本龍馬を暗殺する“下手人”は、歌舞伎俳優の市川亀治郎(34)らと判明した。

 龍馬暗殺犯は今も謎とされているが、龍馬伝では反幕府勢力を取り締まった「京都見廻組」の今井信郎、佐々木只三郎、渡辺篤が実行犯という説を採用。3人が京都・近江屋の2階に突入し、龍馬と中岡慎太郎(上川隆也=45)を斬殺する。
 亀治郎は3人の中心的な役割を果たし維新後、暗殺を自白した今井役。ロックバンド「BLANKEY JET CITY」などでドラマーとして活躍した俳優の中村達也(45)が佐々木役、シンガー・ソングライターのSION(50)が渡辺役を務める。このキャスティングをめぐっては「福山龍馬を斬りたい」という売り込みがNHKに多く寄せられていた。
 亀治郎は07年の「風林火山」で武田信玄を演じて以来の大河出演。「まさか自分が話をいただけるとは。あこがれのマシャ兄(福山の愛称)とご一緒できたことも大変うれしく、誇りに思っています。なにしろマシャ兄のラジオ番組のヘビーリスナーでしたから」と敵役の福山の大ファンであることを告白。いとこの香川照之(44)との初共演も実現し「忘れられない大切な作品となりました」と話している。
 暗殺シーンは今月8日に撮影。鈴木圭チーフプロデューサーは「今井信郎を、善悪を超えた存在、“誇り高きラストサムライ”として描きます。亀治郎さんは、滅んでいく武士の悲しみと品格を見事に体現してくれました」と熱演を絶賛した。

 ◆市川 亀治郎(いちかわ・かめじろう)本名・喜熨斗孝彦(きのし・たかひこ)。1975年(昭50)11月26日、東京都出身の34歳。父は市川段四郎。伯父は香川照之の父、市川猿之助。屋号は沢潟(おもだか)屋。83年、歌舞伎座で二代目市川亀治郎を名乗り初舞台。08年には三谷幸喜監督の映画「ザ・マジックアワー」に出演。

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2010年10月28日のニュース