高島彩アナに「次は結婚式でスピーチさせて」

[ 2010年10月2日 06:00 ]

 今年いっぱいでフジテレビを退社する高島彩アナウンサー(31)が1日、約7年半出演した「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)を卒業した。交際中の男性デュオ「ゆず」の北川悠仁(33)との結婚が注目される中、大塚範一キャスター(62)から「次は結婚式でスピーチさせて」と言われ「そうですね」と発言。最後の最後に、結婚を初めて肯定するコメントが飛び出した。

 過去の出演シーンを流すなど約20分間に及ぶ番組内の“卒業式”は、局アナでは極めて異例の待遇。高島アナがテレビ史に残る人気者であることをあらためて示した。
 涙を浮かべる姿を隣で見守っていた大塚キャスターは「放送界の宝。選ばれた存在なんです。さらなる活躍をファンとして期待したい」とエールを送った。そして「次は結婚式でスピーチをさせてください!」と語りかけた。突然飛び出した「結婚」の2文字に、高島アナは一瞬驚きの表情を見せたものの「そうですね」とうなずき、幸せそうな笑みを浮かべた。
 父親は俳優だった竜崎勝(本名・高島史旭=ふみあき)さん。高島アナが5歳の時、44歳の若さで肝硬変で死去した。「めざまし…」卒業前日の9月30日、父親の墓参りをし、卒業の報告と無事に最後の出演を務められるように祈ってからスタジオ入りした。
 入社3年目の03年に「めざまし…」のキャスターに抜てきされた後は、午前2時に起床して早朝に出社する毎日。看板アナのため特番の司会に起用されることも多く、深夜に収録が終わった後も眠れず、そのままスタジオ入りすることもあった。愚痴を聞いてくれる“父親”のような存在が大塚キャスターだった。
 この日も「父は亡くなっていますが、私にとってめざましテレビは家族のような存在でした。卒業してもめざましファミリーでいたいです。これからもよろしくお願いします」と涙ぐみながらあいさつした。
 番組卒業と退社には、北川との結婚準備とハードワークによる体調不良を解消したいとの思いがあったとされる。いずれの問題も周囲の意見を尊重し、自らの思いを抑えて我慢強くやってきただけに「彼女と出会った人の誰もが祝福するきれいな幕引きとなった」(フジ関係者)という。その人柄を象徴するように午後5時からは局内で“卒業式”が行われ、多くの関係者が訪れていた。

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2010年10月2日のニュース