清史郎くんに続け！次期大河に天才子役少女

来年のＮＨＫ大河ドラマ「江」に子役で出演する芦田愛菜

　加藤清史郎（９）が「天地人」出演を機にブレークするなど、注目を集めるＮＨＫ大河ドラマの子役。来年の「江～姫たちの戦国～」（来年１月９日スタート、日曜後８・００）の子役は芦田愛菜（あしだ・まな、６）に決まった。今年４月の日本テレビのドラマ「Ｍｏｔｈｅｒ」で好演、天才子役の呼び声が高い美少女。江（上野樹里）の姉、茶々（宮沢りえ）の幼少時代を演じる。

　ドラマは戦国武将・浅井長政と織田信長の妹・お市の方の間に生まれた、茶々、初（水川あさみ）、江の３姉妹が波乱の人生の中で本当の愛を見つけていく姿を描く物語。
　注目の子役に抜てきされた芦田は、戦乱の中で江が生まれるまでを描いた第１話とその後の回想シーンなどで登場する予定。ピンクの着物を着て撮影に臨み、「初めての時代劇でお着物を着たり、セリフの言い方がいつもと違うのがとっても楽しいです」と大きな黒い瞳を輝かせた。
　０９年「天地人」では、妻夫木聡（２９）の子役を演じた加藤がＣＭやドラマに引っ張りだこの国民的人気者に。今年の「龍馬伝」でも福山雅治（４１）の子役、濱田龍臣（１０）も出演後にＣＭ、ドラマで活躍しており、大河ドラマの子役はブレークの登竜門と言われるようになった。
　江は誕生シーンの後、すぐに少女時代に移るため子役はなし。そのため、茶々役の子役が注目され、オーディションには約３００人が応募した。
　芦田は「Ｍｏｔｈｅｒ」で虐待を受ける少女を好演。さらに、６月公開の映画「告白」では主演・松たか子（３３）の娘役を演じ、演技力が話題となっていた。
　屋敷陽太郎チーフ・プロデューサーは「実は、演出家が考えていた茶々の子役のイメージ年齢は、もう少し上でしたが、オーディションでの芦田さんの演技が断トツだったので、ぜひ、お願いすることにしました」とを話した。そして「脚本の理解が素晴らしく、安定した演技力を発揮している」と絶賛した。

　◆芦田　愛菜（あしだ・まな）２００４年（平１６）６月２３日、兵庫県生まれの６歳。３歳で芸能事務所に所属。ドラマは「Ｍｏｔｈｅｒ」のほか、今年１月のＴＢＳ「特上カバチ！！」などに出演。米アニメ映画「怪盗グルーの月泥棒　３Ｄ」（１０月２９日公開）の日本語吹き替えも行っている。