“雨男”山川豊 30周年公演でお詫びの?熱唱

[ 2010年9月27日 20:47 ]

後輩歌手・田川寿美(左)とデュエットする山川豊

 デビュー30周年記念シングル「我が娘(こ)へ」(詞曲・吉幾三)、「喜びの日に」(詞・水木れいじ、曲・吉幾三)が好調の演歌歌手・山川豊(51)が27日昼夜2回、東京・渋谷区のC.C.Lemonホールでコンサートを開いた。

 約2000席の会場は、昼夜ともに中高年ファンで満席の中、「山川豊のデビュー30周年記念コンサートにこんなにもたくさんの方にお越しいただきまして本当にありがとうございます。今日は、冒頭に皆さん方にお詫びを申し上げなければいけません。実は、私は雨男です。今日も雨の中、足元の悪い中、本当にすみません。全部、僕の責任です。その分、山川豊の30年を歌とともにいろいろと紐といて皆さま方にお届けしたいと思います」とあいさつ。

 デビュー曲「函館本線」をはじめ、オリジナル作品から「流氷子守歌」「哀愁の街に霧が降る」「ときめきワルツ」「しぐれ川」 「夜桜」「ニューヨーク物語り」「アメリカ橋」、新曲「我が娘へ」など全26曲を熱唱。

 また、兄・鳥羽一郎のヒット曲「兄弟船」をアレンジを変えて歌い、「兄貴は、来年30周年を迎えますが、兄弟だけど負けたくないという気持ちで頑張ってきました。(デビュー前、漁船に乗って一家を支えた)兄貴の存在は大きいです。2人ともおふくろを楽させたいと思って歌ってきました」と語った。

 途中、所属事務所「長良プロダクション」の後輩歌手・田川寿美がお祝いに駆けつけ、新曲「北の港駅」と山川とデュエットで「終電何時?」を歌ってステージに花を添え、「山川先輩はお兄ちゃんみたいな存在で、いつも何かと気遣って声をかけてくださいます。 来年で20周年を迎えますが、先輩のように30年、そして40年と頑張って歌っていきたい」と笑顔を見せた。

 1曲1曲に心を込めて最後まで歌った山川は「1曲1曲に思い出があり、最初から泣きそうになりましたが、我慢して歌いました。この30年、応援してくださったファンの皆さん、スタッフの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも体の続く限り、声の続く限り歌っていきたい」と話していた。

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2010年9月27日のニュース