上野樹里 大河主演に「姫って面白い生き物だな~」

[ 2010年9月8日 06:00 ]

京都・建仁寺で行った大河ドラマ「江」の収録会見で、着物姿の(左から)ミムラ、水川あさみ、上野樹里、宮沢りえ、鈴木保奈美

 上野樹里(24)が主演する来年のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」(来年1月9日スタート、日曜後8・00)の収録が7日、京都市の建仁寺で初公開された。戦国武将・浅井長政と織田信長の妹・お市の方の三女で、徳川2代将軍秀忠の正室となる江(ごう)役。自身初の時代劇となり、「姫って面白い生き物だな~と思う」と新境地を楽しんでいる様子だ。

 物語は江、淀(宮沢りえ)、初(水川あさみ)の戦国史上最も有名な3姉妹が、政略結婚など武将たちの野望に巻き込まれながらも、本当の愛を見つけていく姿を描く。この日は、3姉妹と母・市(鈴木保奈美)が京の街をめぐっている最中に明智光秀(市村正親)の娘・細川たま(後のガラシャ)に出会う場面。たま役はミムラ(26)。
 台風9号の接近で、黒い雲が広がった京都の街。境内も薄暗かったが、色鮮やかな着物姿の5人がそろうと一気に明るく華やいだ。上野はまだ10歳前後の設定のため、丈が短く、幼く見える着物姿。役について「学校で勉強した歴史には載っていなかったので、知らない人も多いと思います。ヒロインだが“隠れキャラ”かな」と紹介。「じっくり撮ることができてすごくぜいたくだと思いました」と、初の大河の雰囲気を楽しんでいる。
 フジテレビ「のだめカンタービレ」「ラスト・フレンズ」など現代を舞台にしたドラマで存在感を高めてきたが、時代劇挑戦にあたり日本舞踊や所作、馬術の稽古を積んだといい、すっかり姫君にシフトチェンジ。「1年続くので、徐々に慣れていくと思う。このままいい方向に進めるといいな」と成功を祈った。

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2010年9月8日のニュース