マイケルさん未発表曲「100曲以上ある」

[ 2010年8月4日 06:00 ]

 昨年6月に急死した米歌手マイケル・ジャクソンさん(享年50)の未発表曲10曲を収録した新作アルバム(タイトル未定)が11月に発売される。マイケルさんの資産管理団体関係者は「未発表曲は100曲以上ある」としており、2017年までアルバム10枚分を製作することが可能だという。

 米誌ローリング・ストーン(電子版)などによると、未発表曲は、米ハリウッドのレコーディングスタジオにあるパソコンに大量に保存されていた。この中には、R&B歌手のエイコン(28)やNe―Yo(ニーヨ、30)、米ヒップホップユニット「ブラック・アイド・ピーズ」のウィル・アイ・アム(35)らとの共演曲もある。また、70年前後に一世を風靡(ふうび)したファンクバンド「スライ&ザ・ファミリー・ストーン」のヒット曲「ホット・ファン・イン・ザ・サマータイム」(69年)のカバーにも挑んでいた。
 マイケルさんは生前、アルバムを1枚製作するたびに20~30曲をレコーディングしていた。絶頂期の87年に発売された大ヒットアルバム「バッド」には収録できなかった曲が多く、“発掘”された未発表曲の中には80年代の作品も大量に存在するようだ。
 資産管理団体側は大手レコード会社「ソニーBMG」と今春、これらの販売契約を交わした。契約は17年まであり、今後8年間にわたって遺作発売が続くことになる。
 11月発売の第1弾は、オリジナルアルバムとしては01年の「インビンシブル」以来となる。現在、同作のプロデュースを手掛けたロドニー・ジャーキンス氏が最後の仕上げにとりかかっている。

続きを表示

2010年8月4日のニュース