評論家の今野雄二氏 自宅で首つり自殺か

[ 2010年8月4日 06:00 ]

死去した映画評論家の今野雄二さん

 映画、音楽評論家として活躍した今野雄二(こんの・ゆうじ)氏(66)が2日夕、東京都渋谷区の自宅アパートの室内で首をつって死亡しているのを出版関係者が発見した。警視庁渋谷署は自殺と見ている。

 一人暮らしで遺書はなく、死後数日たっていたとみられる。
 今野さんは北海道出身。平凡出版(現マガジンハウス)に勤め、雑誌「平凡パンチ」「アンアン」の編集部を経て独立。ソフトで洒脱な語り口が人気を集め、映画や音楽の評論家として日本テレビ「11PM」の映画紹介コーナーなどで活躍。石井明美のヒット曲「CHA―CHA―CHA」の訳詞も手掛けた。英ロックバンド「ロキシー・ミュージック」が77年に発表した曲「東京ジョー」のモデルといわれ、97年に木村拓哉主演のフジテレビ「ギフト」の主題歌としても使われた。最近はwebマガジン「KONNO isseur」で健筆をふるい、週刊朝日の映画コーナーで星取表を担当していた。

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2010年8月4日のニュース