船越英一郎の母、長谷川裕見子さんが死去

１９９０年、夫・船越英二さん（右）といっしょに歩く長谷川裕見子（船越琴子）さん

　俳優の船越英一郎（５０）の母で元女優の長谷川裕見子（はせがわ・ゆみこ、本名船越琴子＝ふなこし・ことこ）さんが２７日午前４時４４分、転移性肺がんのため神奈川県湯河原町の病院で死去した。８５歳。

　東京都出身。通夜は２９日午後６時、葬儀・告別式は３０日午前１１時から、いずれも静岡県熱海市泉１３６の１の保善院＝（電）０４６５（６２）２２１９＝で。喪主は長男船越英一郎（ふなこし・えいいちろう）氏。
　船越の所属事務所によれば、長谷川さんは数年前に乳がんを発症し、２年前に再発。今年に入って入退院を繰り返していた。２５日に船越が見舞った際には元気だったが、翌２６日の昼頃に容体が急変。仕事を終え、船越は妻の松居一代（５３）と駆けつけたが臨終には間に合わなかったという。
　長谷川さんは故長谷川一夫さんのめいにあたり、戦後の４７年に女優デビュー。東映を中心に活躍し、代表作に「大菩薩峠」「新吾十番勝負」などがある。５８年に俳優の故船越英二氏と結婚。引退後は湯河原町で旅館の女将になり、２年前に閉めるまで経営に携わった。通夜の後に船越が会見する予定。