萩原健一 還暦祝いのセルフカバーライブ開催へ

[ 2010年7月28日 06:00 ]

セルフカバー・ベストのライブを開く萩原健一

 俳優の萩原健一(60)が9月24日から神奈川・横浜関内ホールなどで、初のセルフカバー・ベスト・ライブを開く。今月26日に還暦を迎えた萩原がザ・テンプターズ時代の「エメラルドの伝説」やソロ時代の「愚か者よ」などヒット曲を歌い、自身の芸能活動を振り返る。9月下旬には同趣旨のベスト盤も発売する予定で、古くからのファンには感慨深い秋になりそうだ。

 波瀾(はらん)万丈の人生を歩んできた萩原は「自分が還暦まで生きるとは思わなかった。生きていれば必ず良いことがある。日々努力を積むことが大切だとあらためて思った」と現在の心境を語る。26日の誕生日には横浜市内の自宅に30人以上から祝福の花が届けられ、感激したという。
 持ち歌の数々をセルフカバーするライブの開催とベスト盤の発売は長年にわたって自分を応援してくれたファンに対する感謝の気持ちの表れだ。
 ライブは今年1月から東京・ル テアトル銀座などで開いた初のトーク&ミニライブ「ANGEL or DEVIL」の第2弾として行う。前回はトーク中心の構成にしたが、今回はライブに重点を置く構成にし、すでにレコーディングを終えた初のセルフカバー・ベスト盤の収録曲を披露する。
 テンプターズ時代の曲を歌うのは2003年のライブ以来。「最近は歌う機会が少なくなったので、今回のライブには希少価値がある」と関係者は話す。
 萩原は1967年、テンプターズのボーカルとしてデビュー。「神様お願い!」「エメラルドの伝説」などをヒットさせたが、70年に解散。沢田研二(62)らとのバンド「PYG」を経て、ソロとして「大阪で生まれた女」「ラストダンスは私に」「愚か者よ」などをヒットさせた。関係者は「萩原さんの歌の数々には萩原さん自身の生きざまが凝縮されていて、時代ごとにファンがいる。ファンの中にはすでに亡くなられた方もおり、萩原さんが還暦となったこの機会に新たにそれらの歌をレコーディングし、ライブを開くことに意味がある」と話す。
 萩原は「今は、のどの調子も良く、円熟したステージにする自信がある」と意欲満々だ。

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2010年7月28日のニュース