全治2カ月…「我が家」杉山 ロケ中に左肩負傷

[ 2010年7月28日 06:00 ]

 人気お笑いトリオ「我が家」の杉山裕之(33)がフジテレビの単発バラエティー番組「オレワンスペシャル」(放送日未定)の収録で、左肩関節脱臼骨折の重傷を負っていたことが27日、明らかになった。ウオータースライダーをソリで滑り降り、プール中央に設置した浮島に着地する際、左肩を負傷。現在は都内の病院に入院中で、全治2カ月という。

 フジテレビによると、26日午後5時半ごろ、埼玉県内のプール施設で行われたロケ収録で事故が起きた。
 全長約40メートルのウオータースライダーを座布団に見立てたソリで滑り降り、プール中央に設置した発泡スチロール製の直径約2・4メートルの浮島に着地する「座布団ジャンプ」というゲーム中のアクシデント。ジャンプ台からプールへ飛び出す際の踏み切り位置の高さは水面から約2・8メートル。杉山は他の共演者と同様、ヘルメットとライフジャケットを着用し、両手と両ひざをプロテクターで保護。ソリに正座してジャンプ台を滑走したが浮島手前で着水し、その際、左手だけが島に掛かってしまったという。
 当初は打撲程度と思われたが、同行していた民間救急士の指示で、スタッフの車に乗り現場近くの病院に搬送。診察の結果、左肩関節脱臼骨折と診断され、同日中に都内の病院に移動した。現在も入院、療養している。
 「我が家」の今後の活動について所属事務所は「病院と関係各所とご相談の上決めていこうと思います」とコメント。レギュラーを努めるフジテレビ「爆笑レッドシアター」(水曜後10・00)などの番組に関しては坪倉由幸(32)、谷田部俊(32)の2人で出演する。
 同局によると「オレワン…」の放送日は未定だが、この夏の間にオンエアされる予定。この「座布団ジャンプ」は取りやめるという。十分な安全管理と事前のシミュレーションを繰り返すなど安全には細心の注意を払っていた上での事故に、同局は「杉山さんにケガを負わせてしまったことについては大変申し訳なく思っております。今後このようなことが起きないよう、より徹底した安全管理に努めていく所存です」と謝罪した。

 ◆我が家 2003年結成。コント、漫才のどちらも行うが、ボケとツッコミが交互に入れ替わる「ローテーション漫才」が持ち味。07年には「お笑いホープ大賞」「NHK新人演芸大賞」で決勝進出。M―1グランプリでは05年から5年連続で準決勝に進出している。

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