やはり降板?茂木氏抜きで「仕事の流儀」復活

[ 2010年7月26日 06:00 ]

 NHKの人気ドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」が、脳科学者の茂木健一郎氏(47)ら司会陣を置かない形で10月から復活することになった。今年3月に“充電期間”をおくとして、いったん終了していた。昨年、所得の無申告が明らかになった茂木氏の出演は、8月19日に放送されるスペシャル(後7・30)が最後になる。

 8月に放送されるスペシャルでは茂木氏が視聴者に向け、あいさつすることも検討されている。レギュラー放送がスタートした06年1月から約4年にわたってメーンキャスターを務め、脳科学ブームのきっかけのひとつにもなった番組。思い入れも強いはずで、どのような発言をするか注目される。
 スペシャルでは、茂木氏が以前から、その仕事に対する姿勢に強い興味を持っていた歌舞伎役者の市川海老蔵(32)を取り上げる。
 10月から再開される番組は、さまざまな分野のプロが仕事に取り組む様子や考え方を密着取材したビデオ部分だけで構成される。茂木氏と住吉美紀アナウンサー(37)が担当し、ゲストから仕事に対する姿勢やこだわりを聞き出してきたスタジオでのインタビュー部分はなくなる。
 司会降板という形になる茂木氏だが、改編期や年末年始などに放送されるスペシャルには限定で出演し、インタビューアを務める予定。番組関係者は「茂木さんはスタート時から番組を盛り上げてくれた人。現場スタッフの間には、今後も一緒に仕事をしたいという思いが強かった」としている。

 ≪茂木氏の申告漏れ≫重加算税はなく追徴税額は無申告加算税を含めて約1億6000万円。番組ホームページで「自分で処理できるスケールを超えていました」と釈明し謝罪した

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2010年7月26日のニュース