紺野美沙子 護衛付きで視察

[ 2010年7月22日 09:39 ]

 国連開発計画(UNDP)親善大使を務める女優の紺野美沙子(49)が21日、パキスタンのカイバル・パクトゥンクワ州(旧北西辺境州)ニューシャキルアバード村などで、日本も支援している難民受け入れ地域プログラムを視察した。自爆テロなどが各地で続き治安が回復しない中、ライフル銃で武装した護衛付きの移動となった。

 同国では1979年の旧ソ連のアフガニスタン侵攻以来、アフガン難民約300万人が流入。130万人が戻ったが今も170万人が残り、地域社会安定のため、難民受け入れ地域の生活環境改善が急務となっている。
 視察した同村では約500世帯のうち1割近くがアフガン難民。UNDPの支援で造られた約1キロの舗装道路について、紺野が感想を尋ねると、ある少年は笑顔で「両親が病院へ行くのと、自分が学校に行くのが楽になった」と答えた。
 隣接の村でも同様の舗装道路が造られ、難民キャンプへのアクセスなどが容易になったという。(共同)

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2010年7月22日のニュース