レオ様&渡辺謙 街頭ビジョン136カ所ジャック

[ 2010年7月8日 06:00 ]

レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、クリストファー・ノーラン監督の緊急声明映像が放送された新橋SL広場前の街頭ビジョン

 23日公開のハリウッド大作「インセプション」に出演しているレオナルド・ディカプリオ(35)、渡辺謙(50)とクリストファー・ノーラン監督(39)が7日夜、緊急声明を発表した。その映像は、東京・JR新橋駅前のSL広場など全国35都道府県にある136カ所の街頭ビジョンなどで放映。日本全国が「インセプション」に染まった。

 7が4つ並んだ7月7日午後7時7分、前代未聞の映像ジャックが日本全国を襲った。
 新橋駅前SL広場では、大小2つの街頭ビジョンに「ハリウッドから特別なメッセージがございます」の文字が映し出された直後、ディカプリオ、渡辺、ノーラン監督が順番に登場。「日本の皆様。いまだかつて誰も体験したことのない最大級の衝撃をお届けします」(ディカプリオ)、「この世で最も価値のあるもの。それはあなたの“アイデア”。私たちはそれがカタチになる前に盗みに行きます。ターゲットは、あなた」(渡辺)などと声明を発表した。1分15秒の映像が連続して2回流され、帰宅中のサラリーマンら約2000人が足を止め、携帯電話のカメラなどで撮影する姿が見られた。
 このほか、新宿のアルタビジョンなどでも映し出され、東京だけで計48カ所。全国では136カ所の街頭ビジョンで同時放映された。また、全国のヤマダ電機50店舗の売り場に並べられた計2000台のテレビでもメッセージが発信された。推定約30万人以上が映像を目撃した計算になるという。一方、同時間帯には、JR中央線、東京メトロ有楽町線、JR京都線など9路線計約2400の車両にモニター計約2万台で映画の特報を上映。映画史上最大級の映像ジャックとなった。
 「インセプション」は、ディカプリオが人の頭の中に潜入しアイデアを盗む主人公を演じ、主人公に仕事を依頼する企業のトップを渡辺が演じること以外、依然ベールに包まれたまま。配給のワーナー・ブラザース映画は映像ジャックについて「映画のように、皆さんの頭の中にゲリラ的に侵入し、映画を一気に広めることが狙い」と説明した。

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2010年7月8日のニュース