「龍馬伝」が台湾へ!中国語字幕入りで放送へ

[ 2010年6月25日 06:00 ]

 福山雅治(41)主演のNHK大河ドラマ「龍馬伝」(日曜後8・00)が今年11月から台湾で放送されることが決まった。放送中の大河ドラマが海外進出するのは、02年の「利家とまつ」以来。福山はアジア各国で高い人気を誇り、韓国やタイ、ベトナムなどのテレビ各局が放送を希望していた。

 台湾で「龍馬伝」を放送するのは大手ケーブル局の「ビデオランド」。月~金曜の放送で11月にスタートし、年明けに終了する予定。中国語の字幕を入れて対応する。
 放送期間が日本と台湾で重なるのは「利家とまつ」以来。同作は唐沢寿明(47)や松嶋菜々子(36)、天海祐希(42)ら豪華キャストが出演したほか、台湾で絶大な人気を誇った酒井法子(39)が豊臣秀吉の妻おね役を務めていたこともあり、スタートしてすぐにアジア各国から番組販売要請が殺到。酒井は出演者代表として現地を訪れ、盛大な記者会見を行い話題となった。
 福山も、酒井と共演したフジテレビの連続ドラマ「ひとつ屋根の下」をはじめ多くの出演作品が現地で再放送されており、高い人気と知名度がある。08年に故郷の長崎県美術館で写真展を開いた際には、台湾や香港などアジア各国から多くのファンが集まった。
 台湾のほかにも韓国、タイ、ベトナムなどから「放送したい」という要望が集まり、NHK側が各局との契約交渉を進めていた。今後、龍馬伝はアジア各国に進出することになりそうだ。
 台湾ではケーブルテレビの普及が進んでおり、全世帯の80%以上が加入。地上波などを含めると100以上のチャンネルがある。ビデオランドでは「龍馬伝」をキラーコンテツと位置付け、放送前にラッピング広告を施したバスを走らせるなど、大々的な宣伝を打つ予定だ。

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2010年6月25日のニュース