あの人間国宝がゲスト出演!能楽堂で琉球舞踊

[ 2010年3月2日 08:37 ]

 国の重要無形文化財に昨年指定された琉球舞踊の認定保持者で、沖縄を代表する舞踊家の一人、佐藤太圭子さんの公演が5日、福岡市中央区の大濠公園能楽堂で開かれる。人間国宝の狂言師野村万作がゲスト出演。

 佐藤さんは、女性の深い情感を表現する琉舞の演目「諸屯」や「花風」を披露。また沖縄の若い演者たちが佐藤さんによる創作舞踊のほか、琉球王国時代に能の影響を受けて考案された古典演劇・組踊の名作「手水の縁」の一場面も演じる。野村は狂言小舞「田植」を舞う。
 佐藤さんは高校1年の時、京都の能楽堂で組踊を演じて以来、能舞台での琉舞公演も何度か経験。「橋懸かりの生かし方を工夫し、三方からの目を意識した舞台にしたい」と話している。
 5日午後7時開演。問い合わせはノマ企画(山口県下関市)、電話083(246)6266。

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2010年3月2日のニュース