歓声と拍手!若松監督 授賞式を“演出”

[ 2010年2月22日 06:00 ]

ベルリン国際映画祭の記者会見で、寺島しのぶが最優秀女優賞に輝いたことを喜ぶ若松孝二監督

 「シノブ・テラシマ!」。授賞式で審査員を務めたソマリアの作家ヌルディン・ファラー氏が最優秀女優賞の受賞者名を読み上げると、関係者や観客数千人が埋めた会場からは「ウォー」という歓声と盛大な拍手がわき起こった。

 ひと足先に帰国した寺島に代わって、授賞式では若松孝二監督(73)が登壇。トロフィーを受け取り、「彼女からメールが来たので読みます」と携帯電話を取り出すと、笑いが起きた。
 「生涯の宝物にします。いつの日か、すべての戦争がなくなることを祈ります。殺し合うことでは何も解決しないんだということが、この映画を見た人に伝わればいいなと思います」という内容で、会場は再び大きな拍手に包まれた。
 若松監督は「全部1回でOKになるくらい真剣な演技をしてくれた」と称え、特別功労賞の山田監督も「良かった。再び日本映画の(黄金)時代が来ればいいという幻想を抱かせてくれる」と祝福した。
 若松監督にとっては「壁の中の秘事(ひめごと)」以来、45年ぶりのコンペ出品。日本作品では62年の故今井正監督「武士道残酷物語」と宮崎駿監督(69)の「千と千尋の神隠し」(02年)以来となる金熊賞(最高賞)の期待もかかったが、こちらは実らなかった。作品は終戦記念日の8月15日に公開される予定。

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