ゴマキ 母の告別式、涙止まらず…

[ 2010年1月29日 06:00 ]

母・時子さんの出棺の時を迎え、目に涙を浮かべながらぼう然と立ち尽くす(左から)後藤真希、次女、長女

 歌手後藤真希(24)の母で、23日に自宅3階の窓から転落、24日に亡くなった後藤時子さん(享年55)の葬儀・告別式が28日、都内の斎場で営まれた。後藤は前日27日の通夜に引き続き「モーニング娘。」の元同僚ら参列者に気丈に応対。だが、最後はこらえていたものが一気にあふれ、霊きゅう車の中などで大粒の涙を流した。

 開式から1時間ほどすると、参列者が2階式場から1階に下りてきた。式場の扉が閉められ、親族のみで棺の周りに集まって約20分間の最後のお別れ。それまで涙をこらえていた後藤は大泣きしたようで、外に姿を現すと目を腫らしていた。
 出棺時もこらえきれなかった。涙に暮れる長姉とは対照的に、棺が霊きゅう車に運び入れられるのはしっかり見届けた。しかし、参列者のすすり泣く声につられるように涙がほおを伝い、霊きゅう車に乗り込むとあふれる涙をぬぐった。
 喪主を務めた長姉のあいさつでは次姉とともに参列者に頭を下げ、関係者は「涙ぐむ場面はあっても必死に泣かないようにこらえていた」。モー娘時代の恩師のつんく♂(41)は、励ましのメールを送ったところ「通夜も葬儀も頑張ります」と返答があったことを明かし、「あいつらしく状況をしっかり把握していこうと責任感を持って頑張っていた」とねぎらった。
 ファンも周知のお母さんっ子。コンサートでは時子さんとのエピソードを面白おかしく話し、時子さんが自宅近くで営業していた飲食店は後藤ファンであふれた。自宅にモー娘メンバーを招待したり、楽屋に差し入れを持ってくるなど、娘の仕事を積極的に理解しようとする時子さんの姿は誇りでもあった。
 この日参列したのは矢口真里(27)や藤本美貴(24)ら元モー娘仲間、友人や芸能関係者ら約200人。
 後藤は閉式後には所属事務所を通じ「あまりに突然のことで自分の気持ちが整理できずご心配をおかけしました。たくさんの方々と母を見送ることができ、私もやっと少し落ち着けるような気がします」と、時子さんの死後初めてコメントした。

続きを表示

2010年1月29日のニュース