“戦場の植物園”死守した日英学者の物語映画化

[ 2009年11月21日 06:00 ]

 日本占領当時のシンガポールで荒廃の恐れのあった植物園を、敵味方の違いを超えて守ろうとした日本人と英国人がいた――。こんな知られざる歴史を題材にした映画の製作を角川映画が計画、シンガポールを訪問中の角川グループホールディングスの角川歴彦会長が20日、明らかにした。

 角川会長の話などによると、第2次大戦で日本が1942年にシンガポールを占領して以降、植物園の英研究者コーナー氏は貴重な植物や標本の破壊を心配。日本から来た研究者田中舘秀三氏が協力、山下奉文将軍と掛け合って保護した。
 2年後の公開を予定し、仮題は「シンガポールストーリー~ザ・ムービー」。監督は「金融腐蝕列島」などを監督した原田真人氏を予定。

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2009年11月21日のニュース