♪ル～ル～ルルル～～♪やっぱりイイよね由紀さおり

オープニングで大ヒット曲「夜明けのスキャット」を披露する由紀さおり

　姉・安田祥子と２人で童謡コンサートを全国で開き、女優としても人気の歌手・由紀さおり（６０）が１１日、千代田区の東京国際フォーラム・ホールＣで「いきる～今日からはじまる夢～」と銘打った４０周年記念コンサートを開いた。

　ソロでコンサートを行うのは２０年ぶりで、今回は、構成・台本・演出に高泉淳子さんを迎え、女優、コンディエンヌなどすべての要素を取り入れた由紀さおりならではのショーで構成。
　「４０年の歩みというより、幼いころからきょうまで歌うことをいつも道づれにして生きてきた私のこれからを見ていただくステージにしたいと企画しました。これを機に、ま
た歌謡曲を歌いますという意思の表明であり、この先、こうありたいと願う由紀さおりを感じてくださいませ」
　１５００席の会場は、熱烈なファンが詰めかけ満席の中、「私の４０周年のソロのコン
サートにこんなにもたくさんのお客さまにお運びいただきましてありがとうございます。５歳のころから歌い始め、１９６９年、“夜明けのスキャット”で、歌謡界で新しい道を
歩み始めました」とあいさつ。
　２部構成で、１９６９年発売のミリオンセラー曲「夜明けのスキャット」をはじめ、「手紙」「恋文」「ルームライト」、ニュー・アルバム「いきる」から「しあわせ」「ビールの海」「回転木馬」、それに「愛の賛歌」など全３２曲を熱唱。
　また、１部の前半では、過去の自分とのやりとりを再現したストーリーの寸劇を演じながら歌うシーンもあり、最後まで彼女の魅力いっぱいの楽しいステージで満員の客席を魅了した。
　なお、「夜明けのスキャット」から「タ・ヤ・タン」（ボーナストラック）まで、これ
までに発売したシングルＡ面全５７曲（＋ボーナストラック１曲）を３枚のＣＤに収録し
たコンプリートアルバム「由紀さおり　Ｃｏｍｐｌｅｔｅ　Ｓｉｎｇｌｅ　Ｂｏｘ」＝税
込み５０００円＝がＥＭＩミュージック・ジャパンからこの日（１１日）発売された。