円楽さんに別れ…楽太郎「感謝しかありません」

[ 2009年11月6日 06:00 ]

報道陣への対応を終え涙をぬぐう三遊亭楽太郎

 肺がんのため10月29日に76歳で亡くなった落語家の五代目三遊亭円楽(本名吉河寛海=よしかわ・ひろうみ)さんの葬儀・告別式が5日、東京・渋谷区の代々幡斎場でしめやかに営まれた。

 親族、一門のほかに日本テレビ「笑点」にレギュラー出演中の春風亭昇太(49)ら約150人が参列。笑福亭鶴瓶(57)も開式前に弔問し、線香を供えていった。
 喪主の和子夫人(76)や親族が棺の小窓を開いて最後の別れをした後、三遊亭鳳楽(62)はじめ好楽(63)、楽太郎(59)ら愛弟子たちの手で棺は運ばれ、斎場内にある火葬場でだびに付された。
 来年3月に六代目円楽を襲名する楽太郎は「一番長く師匠にくっついていた弟子でしたから、感謝しかありません。“ありがとうございました”と声をかけました」と目頭をぬぐい、「自分なりの円楽をつくることが一番の恩返し。襲名披露は晴れの舞台にしますよ」と誓いを新たにした。
 遺骨は東京・足立区にある実家の易行院に納骨され、永遠の眠りにつく。なお21日午後4時半から東京・千代田区の東京会館でお別れの会が開かれる。

続きを表示

2009年11月6日のニュース