「class」再始動の津久井克行さん死去

[ 2009年10月3日 06:00 ]

亡くなった「class」の津久井克行さん

 「夏の日の1993」のヒットで知られる男性デュオ「class」の津久井克行(つくい・かつゆき)さんが2日午後2時1分、すい臓がんのため都内の病院で亡くなった。

 49歳。群馬県出身。葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く予定。
 同デュオは93年4月のデビュー曲「夏の日の…」が160万枚を売り上げるヒットを記録したが96年に解散。昨年夏、コンビを組んでいた日浦孝則(49)から所属事務所の社長、岡崎公聡(49)に代わって再始動したばかりだった。
 先月30日に体調を崩し、1日昼に救急車で都内の病院に搬送。夫人や兄弟、親交の深かった歌手上田正樹(60)らに見守られ、静かに息を引き取った。
 津久井さんは2月19日にがんを告知された。医師から「桜が見られないかもしれない」と言われたほど進行していたが、翌3月上旬に退院。「新生classでオリジナルアルバムを作りたい」という思いから、すぐにレコーディングに着手。4月に発売されたアルバム「十六年と一日」には家族に向けたメッセージソングなどを収録した。
 5月からは全国7カ所でのライブツアーも敢行。その間、週に1回通院して抗がん剤投与を続けてきた。最後の仕事は8月25日、フジテレビの音楽番組「ミュージックフェア21」の収録だった。

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2009年10月3日のニュース