海老蔵1人5役 不動明王に祈った

[ 2009年10月1日 11:35 ]

 福岡市の博多座で2日から始まる歌舞伎公演を前に、演目とゆかりの深い成田山新勝寺(千葉県成田市)の不動明王像が博多座に運び込まれ、役者の市川海老蔵ら関係者が1日、「出開帳法楽(でかいちょうほうらく)」と呼ばれる法要で公演の成功を祈願した。

 市川家の屋号「成田屋」は成田山に由来。今回は海老蔵が不動明王を演じることもあって、高さ約60センチの不動明王像が成田山新勝寺からはるばる船や車で運ばれた。
 お経が読み上げられると、海老蔵は真剣なまなざしで設置台上の不動明王像を見上げ、法要の最後に寺務長から、大入りを祈願した御護摩札(おごまふだ)を手渡された。
 海老蔵が1人5役を演じる錦秋花形歌舞伎・通し狂言「雷神不動北山桜(なるかみふどうきたやまざくら)」は26日まで上演。不動明王像は期間中、劇場ロビーに置かれ、観客も参拝できる。

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2009年10月1日のニュース