伝染るんです実写化!かわうそは古田新太

[ 2009年9月28日 06:00 ]

「伝染るんです」実写版でかわうそ君を演じる古田新太

 90年代初めに人気を呼んだ4コマ漫画「伝染(うつ)るんです。」が初めて実写化され、エイベックスなどが運営するBeeTVで10月26日から配信されることが決まった。メーンキャラクターの「かわうそ」に古田新太(43)、不思議美少女「ミッチー」に南明奈(20)、「カブトムシ斎藤」にカンニング竹山(38)が起用されるなど配役も豪華だ。

 「不条理ギャグ漫画」というジャンルを確立させたといわれる吉田戦車氏(46)の4コマ漫画が「伝染るんです。」。独特の世界観と登場キャラクターの脱力ぶりがファンのハートをつかみ、単行本は全5巻の累計で300万部を突破。ファミコンソフトになるなど社会現象にもなった。

 誕生から20周年となった今年も、その人気は衰え知らずで、同じキャラクターが登場する続編風の「ひらけ相合傘」が5月からビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載中。さらにアニメ版DVDも8月から3カ月連続でリリースが決まっており、再燃人気に乗って初の実写版の実現に至った。

 着ぐるみ姿がほほ笑ましい古田は「漫画ファンのイメージを崩さないようにと思いました。若い人たちには“へ~、こんな笑いがあったんだ”と楽しんでいただけたらうれしい」とコメント。世界征服をたくらむ少女ミッチー役の南は「ちょっと恥ずかしかったりもしますが、ぜひ、新しい南明奈を見ていただけたらうれしいです」とアピール。アニメ版でも「カブトムシ斎藤」の声を当てた竹山も「実際に実写で自分でやってみると怖いですよね(笑い)。このシュールで不条理な感じを、ぜひ多くの人に楽しんでほしい」と語っている。

 5月の開局以来4カ月で会員数75万人を突破するなど、新時代のメディアとして注目を集めるBeeTV。漫画のテイストを1話3~5分の長さにまとめ計50話を制作。10月26日から毎日配信していく予定だ。

続きを表示

2009年9月28日のニュース