「裏付け放棄」と日テレ、組織上にも問題点

[ 2009年8月24日 06:00 ]

 報道番組「真相報道バンキシャ!」の虚偽証言問題で、日本テレビは23日、同番組内で調査結果をまとめた特集を放送し「裏付け取材を放棄していた」と説明、組織上の問題点についても明らかにした。

 番組は情報提供者の証言の裏付け取材が行われなかったことを「報道番組として致命的だった」と指摘。証言の信ぴょう性について「現場の不安が幹部社員に伝わらず、認識のずれがあった」と組織上の問題があったことを認めた。
 また、事前に決めた放送日にしばられた「放送日ありきの取材手法」をあらためることや、今後、インターネットの募集サイトを利用しないことを明かした。特集は約30分間放送。終盤で細川知正社長が「すべての番組を総点検したい」と述べ、スタジオに集まった番組スタッフ数十人が、司会者とともに謝罪した。

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2009年8月24日のニュース