大原麗子さん3日に病死…行政解剖後だびに

[ 2009年8月8日 06:00 ]

死去した女優の大原麗子さん

 女優の大原麗子さん(享年62)が東京都世田谷区の自宅で死亡しているのが見つかってから一夜明けた7日、遺体は行政解剖され、今月3日に病死していたことが分かった。そのまま都内の斎場でだびに付され、遺骨は北区にある母・俊子さん(92)宅で引き取られた。8日に世田谷区の自宅で近親者による密葬が営まれる予定。名女優の死に、この日も芸能仲間が次々と追悼のコメントを寄せた。

 大原さんの遺体はこの日午前7時半ごろ、安置されていた警視庁成城署から指定病院に移され、行政解剖が行われた。死因を特定したい遺族の希望に沿ったものだ。死後2週間以上が経過していたとの見方もあったが、3日に病死していたことが判明。99年から筋肉を動かす運動神経の障害で手や足に力が入らなくなる「ギラン・バレー症候群」を患っていたが、詳しい病名については今後4、5日が必要という。
 だびに付された後、俊子さんの自宅で親族だけで仮通夜が営まれた。世田谷区の大原さん宅前では元マネジャーで40年以上の親交があった佐藤嘉余子さんが取材陣に対応。「“僕はポロポロ泣いていますが、母はしゃんとしている”と弟さんから電話がありました」と様子を明かした。
 周辺住民は三々五々、自宅前に足を運んでは手を合わせていった。近所でジュエリー工房を営む女性は「仲良くさせてもらっていました。7月4日に会ったのが最後です。友人なので(思い出などは)話したくありません」と沈痛な表情。大原さんも「手作りアクセサリーの会」などに参加していたという。

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2009年8月8日のニュース