石原軍団に対抗!勘三郎軍団が10万人お練り

[ 2009年6月24日 06:00 ]

 国立競技場から2キロほどしか離れていない渋谷では7月5日、歌舞伎俳優の中村勘三郎(54)が主演歌舞伎「桜姫」をPRする“お練り”を行う。

 コースは、渋谷109前から同作が上演されるシアターコクーンがある東急百貨店本店へと延びる「文化村通り」の約300メートルで、正午から午後1時まで通行止めにする予定。約50人の担ぎ手によるみこし1基を先頭に、木遣(や)り22人、赤坂の芸者6人、勘三郎ら役者・演出家8人が乗る人力車7台が続く。ゴールの東急百貨店本店前では共演の中村橋之助(43)笹野高史(61)らと鏡抜き。“勘三郎軍団”が一丸となって“石原軍団”に負けないイベントにする。
 祭り好きの勘三郎は「渋谷ならではの若者も集まってくれるでしょうし、盛り上がるね」と当日が待ちきれない様子。過去のお練りでは、今年4月の「四国こんぴら歌舞伎」で2万2000人、昨年7月の平成中村座・松本市公演で5万人を集客。関係者は「歓声を聞いてセンター街からも人が押し寄せてくるでしょう」と、10万人が集まると見込んでいる。
 渋谷109前は今年4月、歌手の浜崎あゆみ(30)が事前告知なしでイベントを行い、殺到した約8000人が車道にまであふれ出た場所。道路使用許可を取っていなかったため、所属事務所「エイベックス・エンタテインメント」などが家宅捜索を受ける騒動に発展。今回の主催者は23日、渋谷署を訪れ申請書を提出した。公演はお練りの4日後、7月9日から。

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2009年6月24日のニュース