森光子 歌手のタマゴ役で舞台「晩秋」出演

[ 2009年6月12日 06:00 ]

 5月に東京・帝国劇場で上演された舞台「放浪記」で単独主演2000回を達成し、国民栄誉賞を受賞した女優の森光子(89)が、11月、明治座の舞台「晩秋」に出演することになった。

 大学病院の医師が故郷の瀬戸内海の小島を訪れ、小学校の恩師や旧友と交流。医師の目を通し、親子愛や師弟愛、老いなどが描かれる作品。森は、幼い息子(後の医師)を捨て、歌手を目指す女性役だ。
 大記録後の出演作を、舞台「雪まろげ」などで仕事をした演出家のマキノノゾミ氏(49)と一緒に模索。マキノ氏の作・演出の「晩秋」の企画が立ち上がると、戦後、米軍キャンプなどで歌手として活動した経験もある森が出演を快諾。
 医師役に歌舞伎役者の坂東三津五郎(53)、小学校の恩師役に八千草薫(78)を希望するなど製作にも参加した。森は三津五郎とは初共演で、複雑な関係の母子役を楽しみにしているという。初秋には製作発表が行われる予定だ。

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2009年6月12日のニュース