江口洋介 バイク事故で骨折もドラマ強行出演

[ 2009年6月12日 06:00 ]

江口洋介がバイクで転倒した事故現場

 俳優の江口洋介(41)が10日夜、東京都渋谷区のガソリンスタンドから大型バイクに乗って通りに出たところ、通行中の自転車と接触しそうになり、急ブレーキをかけて転倒した。江口は鎖骨と肋骨を折る重傷。都内の病院に入院した。7月7日から放送の主演ドラマ「救命病棟24時」(フジ)の撮影がクランクインしたばかり。降板せずに強行出演する見込みで、同局はドラマのスタート日を遅らせて対応するとみられる。

 警視庁代々木署によると、江口は10日午後7時半ごろ、渋谷区富ケ谷2丁目のガソリンスタンドで大型バイクに給油。スタンドから山手通りに出るために左折しようとしたところ、右方向から車道を走行してきた自転車に気付き、接触事故を防ぐため急ブレーキをかけ転倒した。病院に搬送後、左鎖骨と左肋骨の骨折と診断され入院した。自転車を運転していた会社員男性(36)にケガはなかった。
 「ガチャン」という大きな音で転倒に気付いたスタンドの店員らが、江口を救助して119番通報。江口は痛そうな顔を見せながらも「大丈夫、大丈夫」とスタンドの椅子に座り、「これ(骨)折れてるなあ」などと話していたという。乗っていたバイクはカワサキ製で1100CC。
 所属事務所によると、医師からは完治2カ月と説明があり、10日間ほどで退院できる見込み。現時点でキャンセルする仕事はないという。入院中の江口は「申し訳ない」と何度も繰り返しており、自転車の男性にケガがなかったと聞いてホッとしている様子だという。
 江口はフジテレビ「救命病棟24時」第4シリーズ(7月7日スタート、火曜後9・00)に主演。収録は今月7日に開始されたばかりで、まだ第1話も収録が終わっていない状況。事故があった10日の収録には、江口は出演部分がないため参加せず、11日は収録自体が休みだった。
 フジテレビ広報部は「収録復帰については今後の経過、回復状況を見ながら、事務所と相談の上、検討していく方針です」とコメント。12~14日に予定していた撮影は中止し、再開は状況を見て決めるという。フジ関係者は「これから代役を立てるのは難しい」と説明。江口をそのまま出演させ、ドラマのスタート日を1、2週間遅らせる方向で協議している。

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2009年6月12日のニュース