米俳優組合、ハリウッドの製作会社と労使交渉妥結

[ 2009年6月10日 13:14 ]

 米映画俳優組合(組合員約12万人)は9日、待遇改善をめぐる交渉が難航していたハリウッドの映画・テレビ制作会社との新たな契約案を組合員投票で承認、労使交渉が妥結した。旧契約は昨年6月末に失効、約1年越しで収拾した。

 双方は映画やドラマのDVD販売に伴う報酬の増額などをめぐり対立。昨年4月に始まった協議が決裂し、一時はストライキの可能性もあったが、不況の深刻化もあり双方が譲歩、今年4月に新たな契約案に暫定合意した。
 米メディアによると、新たな契約では、組合員にネット配信に伴う広告収入を配分するほか、年金の増額などが盛り込まれた。
 組合員の俳優は旧契約失効後も旧契約に基づいて映画に出演していた。(共同)

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2009年6月10日のニュース