「セカチュー」の舞台がレトロなカフェに…

[ 2009年5月16日 09:12 ]

 映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(セカチュー)のロケ地、高松市庵治町で、舞台の一つだった1980年代の写真館を復元した建物が改装され、今月、レトロな雰囲気のカフェ「写真館の珈琲」に生まれ変わった。

 映画で主人公の恋人が着たウエディングドレスの複製や、2人が乗ったスクーターも店内に置き、愛を語り合うカップルや、ファンの人気を集めている。
 写真館は、白血病で余命が短いアキがウエディングドレス姿で、主人公の高校生サクと記念写真を撮った場所。映画ヒット後の2005年末に復元され、映画にまつわる品々を展示。リメーク版が上映された韓国などのファンも訪れ、ロケ地巡りの拠点となっていた。
 近くに「恋人の聖地」に選ばれた城岬公園もあるが、写真館を訪れる人は年々減り、展示を見た後、足早に去る人も。地元では「若い人が語り合える場所にしたい」との声が上がっていた。
 カフェの店内にはアンティーク風の家具、壁には長沢まさみら出演者のサインが並び、地元特産の庵治石の臼でひいたコーヒーも堪能できる。恋人と来た大阪市の米山順子さん(22)は「ドレスの横で記念写真を撮りたい」とうっとりしていた。(共同)

続きを表示

2009年5月16日のニュース