文化庁長官 滝田、加藤両監督を表彰

[ 2009年3月11日 19:57 ]

 米アカデミー賞を映画「おくりびと」で受賞した滝田洋二郎監督(53)と、アニメ「つみきのいえ」で受賞した加藤久仁生監督(31)が11日、都内で青木保文化庁長官の表彰を受けた。

 表彰後、滝田監督は「まだまだ丸くならず、自分の映画を撮り続けたい」と笑顔。加藤監督は「これで短編アニメに関心が高まればうれしい」と話した。その後、塩谷立文部科学相や文科省幹部とも懇談。葬送をテーマにした「おくりびと」が米国で高く評価されたことに幹部らが驚きの感想を述べると、滝田監督は「亡くなった人を送る気持ちは(欧米も日本も)違わないのではないか」と語った。
 文化庁長官表彰制度は1986年の創設で、芸術分野で顕著な功績を挙げた人を随時対象に選ぶ。映画監督では「殯の森」で2007年にカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した河瀬直美さんに続く表彰。

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