2役熱演!ロッテ・西岡剛が俳優デビュー

[ 2008年12月15日 06:00 ]

都内の室内練習場で仲良く撮影に臨んだ千葉ロッテマリーンズの西岡剛(右)とSPHERE

 千葉ロッテマリーンズの西岡剛内野手(24)が俳優デビューした。親交のあるヒップホップシンガー、SPHERE(スフィア、29)の音楽ビデオに出演し、野球選手とサラリーマンの2役を演じ分けている。来年3月のWBCで日本代表に選ばれるのは確実な中、一足先に俳優で“主役”となった。

 西岡出演のビデオは、SPHEREが来年1月14日に発売する4年ぶりの新曲「君といたい feat’傳田真央」用に製作。左右のスイッチヒッターとして活躍する野球と同様に、いきなり2役を演じ分ける。その“技巧派”ぶりに芸能関係者も「さすがに度胸とオーラがある」と感心しきりだ。
 SPHEREとは4年ほど前に友人を通じて知り合い、いまでは「ツヨシ」「トモ」(SPHEREの本名は友之)と呼び合う仲。球界屈指のイケメンとして知られる西岡だけに、少なからず俳優業にも興味があったようで、SPHEREの新曲のビデオで「チャレンジしてみよう」と意気投合した。
 内容は、曲名から連想させるとおりのラブストーリー。美容師の女性と交際している野球選手という役柄で、すれ違いの生活の中で互いに心が離れていくシリアスな演技も披露。愛車のランボルギーニに乗ってキメるシーンもある。
 ラストはすべて夢だったというオチで、寝坊したサラリーマンを熱演。ゴミ捨てに行ったり、最寄り駅までママチャリを運転する姿はユニークで、ちなみにこちらは愛車ではなく借り物。
 SPHEREも通行人として“共演”。2人からのスペシャルプレゼントが当たるキーワードが劇中に隠されている。
 西岡は「俳優としてはプロではないのでぎごちないところも多々あったと思いますが、精いっぱい頑張りました」とやりきった様子。SPHEREは「撮影で用意スタート!の声が掛かると、打席に入った時と同じまなざしになる。集中力の凄さに感心した」と驚いていた。

 ◆SPHERE(スフィア)1979年(昭54)12月8日、東京都生まれ。中学生の時に渡米し、ニューヨークで7年間過ごしてブレークダンスなどを勉強。02年9月に「DAY ONE」でデビュー。貿易会社勤務のサラリーマンでもある。実兄は歌手のZEEBRA(37)。

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2008年12月15日のニュース