小百合様が舞台あいさつでオヤジギャグ!

[ 2008年11月2日 06:00 ]

客席に向かってサインボールを打つ吉永小百合

 吉永小百合(63)の主演映画「まぼろしの邪馬台国」(監督堤幸彦)が1日、全国320館で公開された。盲目の文学者、宮崎康平氏と和子夫人の夫婦愛を描いたヒューマンドラマ。東京・丸の内東映では宮崎夫妻を演じた吉永と竹中直人(52)をはじめメーンキャストがユニークな舞台あいさつで観客をわかせた。

 前半はイリュージョン仕立て。島原鉄道の要職にあってバナナ農園経営にも乗り出した康平氏にちなみ、吉永が大きな空箱にバナナを入れると、中から竹中が出現。「そんなバナナ!」と吉永がオヤジギャグをかませる一幕もあった。

 くしくも巨人と西武の日本シリーズ開幕日。後半は大のレオ党で知られる吉永が西武の日本一と映画のヒットならぬホームランを祈ってティーバッティングに挑戦し、後部席まで見事なアーチをかけた。東映によれば興行収入20億円を見込めるスタートとなった。

 先月11日に肺がんで死去した峰岸徹さん(享年65)の遺作「その日のまえに」も初日。停電に見舞われた舞台あいさつで、大林宣彦監督(70)は「名演技をしようとするから罰が当たるんだよ」と天国の友人へ語りかけた。妻夫木聡(27)主演の「ブタがいた教室」「レッドクリフ パート1」も公開された。

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2008年11月2日のニュース