長山洋子「望郷ひとり泣き」あなたの街バージョン

[ 2008年10月25日 23:30 ]

 演歌転身15周年、歌手デビュー25周年を迎えた人気歌手・長山洋子(40)が25日、東京・中央区の東京建物八重洲ホールで「あなたの街の『望郷ひとり泣き』」優秀作品発表会を開いた。

 初めての望郷演歌「望郷ひとり泣き」(発売・ビクターエンタテインメント)を今年1月に発売して以来、全国各地のファンたちから「歌詞の地名部分『金木 中里 五所川原』を自分のふるさとの地名に入れ替えて歌っています」というメッセージが多数寄せられたことから8月27日に発売したニュー・シングル「望郷ひとり泣き/七人の侍~麒麟の如く~」(「望郷ひとり泣き」のほか、昨秋の上海公演で披露後、問い合わせが殺到した「望郷ひとり泣き」の『大陸篇』と「CR七人の侍」の挿入歌『七人の侍~麒麟の如く~』
の全3曲+各カラオケ収録)の封入はがきで募集。
 約2週間の応募期間で全国から約800通の応募があり、その中から同曲を作詞した鈴木紀代さん、作曲の西つよしさん、編曲の伊戸のりおさん、長山洋子、ビクター制作スタッフが優秀作品を各エリア=九州エリア、関西エリア、東海エリア、東日本エリア=ごとに決定。
 この日は、そのファイナルとなる東日本エリアでのスペシャルイベントで、最初にミニライブを行い、津軽三味線の第一人者・澤田勝秋さんを迎えて、新曲をはじめ、「捨てられて」「じょんから女節」の全3曲を熱唱。
 その後、優秀作品の発表があり、長野・長野市の花岡真一さん(69)が応募した「おぶせ とがくし ぜんこうじ」が東日本エリアの優秀賞に選ばれた。
 花岡さんは「きょう出せば間に合うなと思って、ポストに入れる直前にさっと作って応募しました」と目を細め、長山と一緒にその替え歌でデュエットした。 
 長山は「各エリアともレベルが高く、皆さんがそれぞれに時間をかけ、こだわりをもって作ってくださってうれしかったです。もし私が作るとしたら(自分が生まれた)蒲田とか平和島とか書くと思いますが、100パーセント採用されてなかったでしょうね」と目を細めながら「私は東京で生まれ育ったせいか、いままで望郷ものには縁がなかったのですが、年を重ねるごとにふるさとが恋しくなるんだろうなと、この歌を歌うたびに感じます。どの土地に行っても、皆さんが自分のふるさとを愛していることを直接感じることができ、私にとってすごく勉強になりました」と話していた。

続きを表示

2008年10月25日のニュース