バラエティー飽きた視聴者がNHK観る

[ 2008年10月11日 06:00 ]

 NHKは今年度上半期(3月31日~9月28日)のゴールデンタイム平均視聴率で13・6%を記録。昨年同期の12・2%から1・4ポイントアップで、民放各局を抑えて首位に。最近は4位が“指定席”で、記録が残る63年以降でもNHKがトップとなるのは初めて。NHKでは「ニュースやドラマ、五輪などをたくさんの方々にご覧いただき、支持していただいた結果と考えています」としている。

 今年は岩手・宮城内陸地震や豪雨などの自然災害が多く、NHKの取材力が生きるニュース番組の視聴率が軒並みアップ。大河ドラマ「篤姫」もコンスタントに20%以上をマークし、8月には北京五輪で開会式、ソフトボール決勝、野球予選などが高数字を獲得した。民放関係者は「クイズ番組やバラエティー番組に飽きた視聴者が、硬派なニュースや情報番組を作るNHKに流れたのでは」と分析している。

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2008年10月11日のニュース