吉本興業 目指せハリウッド!米企業と提携

[ 2008年9月25日 06:00 ]

 吉本興業が米国最大手のタレント・エージェンシー「CAA(クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー)」と業務提携したことを24日、発表した。同社の吉野伊佐男社長(66)は「エンターテインメントの世界で最高峰の米国において、最良のパートナー」と米国進出に色気。日本が誇る“お笑い”とハリウッドの融合で、どんなおもしろコンテンツが飛び出すのか注目が集まる。

 お笑い帝国・吉本がエンターテインメントの本場アメリカに本格進出や~。最強のタッグパートナーとなる「CAA」には俳優・女優ら約2000人が在籍。また、スポーツ選手ら約300人とエージェント契約も結んでいる。
 「CAA」では具体的な所属メンバーの名前は公表していないが、俳優のブラッド・ピット、ブルース・ウィリス、キャメロン・ディアスをはじめ歌姫・ビヨンセやスティーブン・スピルバーグ監督らそうそうたる顔触れが契約していると言われている。
 吉本では、まずスポーツ選手の交流からスタートする意向。同社は元メジャーリーガーの長谷川滋利(40)やロサンゼルス・ドジャースの斎藤隆(38)らとマネジメント契約している。提携プランについては、これから検討に入るようで2009年以降に具体的な計画を発表する。
 同社の吉野社長は「吉本興業にとって新たなステップ。コンテンツの共同製作の機会など多岐にわたる共同作業を想定しております」と説明。世界のナベアツがスクリーンでブラピと共演するなど吉本タレントがハリウッドデビューしたり、新喜劇にハリウッドスターが出演する可能性もある。
 CAAのマイケル・ルーベル最高執行責任者(COO)も新しいコラボに乗り気。「所属するタレント、スポーツ選手に日本での活躍の場を、そして吉本のタレントやコンテンツにとってアメリカでの活躍の場を数多く創造していくと楽しみにしております」としている。
 吉本も所属タレントが800人以上いる巨大お笑い帝国。アメリカ最大のエージェントとの合体で「YOSHIMOTO OWARAI」の文字がハリウッドで躍る日も近そうだ。

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2008年9月25日のニュース