「二十四の瞳」撮影監督・楠田浩之氏が死去

[ 2008年9月17日 06:00 ]

 故木下恵介監督とのコンビで数多くの作品を手掛けた映画撮影監督の楠田浩之(くすだ・ひろし)氏が13日午前5時47分、肺気腫と心不全のため東京都大田区の自宅で死去した。92歳。東京都出身。葬儀・告別式は親族のみで済ませた。喪主は木下監督の妹で脚本家の妻芳子(よしこ)さん。

 木下監督とは1943年のデビュー作「花咲く港」からコンビを組み、日本初の劇場用カラー映画「カルメン故郷に帰る」(51年)や「二十四の瞳」(54年)「楢山節考」(58年)など多数の名作を送り出した。ほかに、故小林正樹監督の「壁あつき部屋」(56年)、大島渚監督(76)の「愛と希望の街」(59年)などで撮影監督を務めた。

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2008年9月17日のニュース