明治座俳優養成所出身 60歳過ぎて映画デビュー!

[ 2008年8月22日 07:59 ]

映画、CMなどで活躍する岡山進一さん

 創業135年の老舗劇場、明治座(東京・日本橋浜町)から生まれた俳優養成所「明治座アカデミー」が第11期レッスン生選考オーディションを開催する。

 同アカデミーでは、青年部(15~39歳)に加え、俳優養成所としては珍しいミドルシニア部(40~70歳)を開講しているのが特徴の一つ。シニアの部第1期卒業生には、07年11月にフランスの「リヨン・アジア映画祭」でニューアジアシネマ部門グランプリと観客賞を受賞した映画「十二月の空」(戸田博監督)などに出演、CMでも活躍している岡山進一さん(69)ら、年齢を重ねてから自らの夢を実現した人もいる。
 「高校は演劇部で、卒業後も地元の劇団に入っていたが、結婚して仕事に熱中してやめてからは、ずっと演劇には興味すらなかった」岡山さん。たまたま行った明治座で、アカデミーのチラシをもらった時に「これだ!」とひらめきレッスン生に。1年半のレッスンには毎週福井県から通った。
 映画の撮影について岡山さんは「明治座アカデミーで演技の基本をやっていたおかげで、最初からカメラも怖くなかった。脚本の中に自分をどう生かすか、監督がこの映画で何を望んでいるのか、それをいつも心にとめながらひたすら新鮮な気持ちで臨んでいました」。“オールド・ルーキー”の演技を支えたものは、レッスンで得た自信だった。
 芝居には興味があるが“自分にはとても…”とか“今さらこの年で…”と踏み込めない人も多いが、その先の一歩を踏み出した岡山さんはこう振り返る。「僕は、明治座とも(「十二月の空」の戸田博)監督との出会いも全然計画していなかった。相手が何であろうと、度胸を持って挑戦するんです。自分が動くことによって縁ができるかもしれないし、できないかもしれない。でも動かないと何も開かない。過度に期待しないでやるべきことをやって、できた縁を一つ一つ大切にしていくこと」。
 レッスン生選考のオーディションは1次(書類)審査通過の後、2次(実技・面接)審査。オーディション応募は9月5日締め切り(当日消印有効)。カリキュラムは全1年半で演技を一から学ぶことができ、殺陣や日舞など明治座ならではの時代劇もレッスンに含まれる。締めくくりとなる卒業公演は、日本の名作戯曲を題材に、ミドルシニア・青年部合同で公演を行う。スタッフは明治座も手がけるプロがバックアップし、本格的な衣裳やかつらなどをつけて行う。

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