六代目・円楽は楽太郎!2010年に襲名

[ 2008年8月18日 06:00 ]

師匠・三遊亭円楽(右)とともに笑顔で会見する三遊亭楽太郎

 落語家の三遊亭円楽(75)と弟子の楽太郎(58)が17日、東京・浅草ビューホテルでそろって会見し、2010年春に楽太郎が「六代目三遊亭円楽」の人気看板を襲名すると正式に発表した。

 当代の円楽は脳梗塞(こうそく)のリハビリや人工透析に加え、胃と肺に見つかったがんの摘出手術を受けるなど闘病の日々。「(経過観察などで)忙しく、芸もなかなか…」と話し、名跡を譲る理由の一端を説明。そんな師匠の前で楽太郎は「芸の親には長生きしてほしい。六代目を継いでも五代目として健在でいてもらうのも親孝行」と抱負を語った。
 襲名時期は楽太郎が還暦を迎える2年後の春。全国で披露興行を行うが、師弟が同時期に五代目、六代目として同じ名跡を名乗るのは落語界初めてのこととなる。

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2008年8月18日のニュース