小林尊、収穫多き敗戦「来年は…」/HD早食い

[ 2008年7月5日 09:52 ]

「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」で、終盤まではリードを保った小林(左)だったが、ここからチェスナットが驚異的なラストスパート

小林尊、ベルト奪還ならず/ホットドッグ早食い

小林尊、早食いで“新しいスタートライン”

小林尊“ホットドッグヘア”で予選出場も

 4日に米ニューヨークで行われた「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」で、惜しくも優勝を逃した小林尊がスポニチの一問一答に答えた。

 ▼10分間の戦いの最中に何を考えていた?
 ――小林 序盤まったくスピードに乗れず、出場選手の中でもかなり自分が遅れをとっている気がしました。試合時間が短くなっていることも考えると、この展開は今までで一番苦しいものだろうと思い、早いうちから無理やりペースアップしようと考え、水を積極的に飲んで、ホットドッグを胃に流し込みました。追いつき、追い越したことで、相手より余力があることを確信しました。でも、それで逆に気持ちの緩みがでてしまい、最後の最後に口にホットドッグを入れた時に、その入れた量が相手の方が多く、結果的に並ばれてしまいました。

 ▼プレーオフになった時の心境は?
 ――小林 驚きました。事前に引き分けの時のルール説明はなかったので。自分自身の戦い、10分間で完全燃焼することを大切にしていましたし、すぐに気持ちを切り替えられませんでした。はじめの10分間の戦いで水分摂取量もいれると、相手よりも、はるかにたくさんの量を胃の中におさめていました。胃袋の力をなるべく持て余したくない、悔いを残したくないという思いからなのですが、延長ではそのポリシーがマイナスに働いてしまいました。

 ▼昨年との違いは?
 ――小林 自分を追い込めていません。勝ちたいという意欲が劣っていました。必死さがありませんでした。(アクシデントからの再起を目指した)昨年ほど勝利に飢えることは今後ないのかもしれませんが…。

 ▼今回の結果をどう思っている?
 ――小林 今回は反省点が非常に多いです。小さなミスが本当にたくさんあります。このように改善点がたくさんある場合、ひとつひとつクリアしていくことで、長い間壁を感じないで努力を楽しめます。課題ができたという意味で、手応えはとてもあります。確実に記録更新が見えているので、とても楽しみです。小差で負けはしたけれど、結果だけ受けとめて「悔しい!」という感情がわいてきません。悔しいけれど、悔しがれるほど自分はやるべきことが、やれていなかったと思っています。応援してくださったみなさんには、悔しい思いをさせてしまいましたが…。

 ▼今後の予定・抱負は?
 ――小林 7月28日にシンガポールで大会にでます。そこでホットドッグ大会の借りをしっかり返します。今度こそぶっ潰しますので期待して下さい。来年のホットドッグコンテストは世界新記録で優勝します。

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2008年7月5日のニュース