「シベ超」終着駅に…水野晴郎さん死去

[ 2008年6月11日 12:41 ]

死去した水野晴郎さん

 「いやあ、映画って本当にいいもんですね」の決めゼリフで親しまれ、テレビの映画解説などで活躍した映画評論家の水野晴郎(みずの・はるお)さんが10日午後3時5分、肝不全のため東京都内の病院で死去した。76歳。岡山県出身。葬儀・告別式の日取りなどは未定。

  1956(昭31)年、20世紀フォックス映画に入社後、日本ユナイト映画に移り宣伝総支配人として活躍。72年独立して海外映画の輸入配給などを手掛けた。「夕陽のガンマン」など多くの海外映画作品の邦題を決めたことでも知られる。
 映画評論家としても活動し、同年始まった日本テレビ系「水曜ロードショー」(後に金曜ロードショー)の解説を97年まで務めた。
 映画「シベリア超特急」シリーズの製作、監督、脚本を手掛け、自身も出演し、カルト的な人気を集めた。
 83年当時の新自由クラブから参院選に出馬したが落選。内外の警察事情にも詳しく「世界の警察」などの著書がある。

続きを表示

2008年6月11日のニュース