作者手書きのハリポタ「番外編」524万円

[ 2008年6月11日 10:46 ]

 世界的ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの著者J・K・ローリング氏が書き下ろした同シリーズの「番外編」とされる作品が載ったA5判のカードが10日夜、ロンドンで慈善目的の競売に掛けられた。カードは手書きで、2万5000ポンド(約524万円)で落札された。

 「番外編」は「ハリー・ポッター」の物語が始まる以前を描いた。ハリーが生まれる3年前のハリーの父親らのストーリーが800語で書かれている。シリーズ自体は第7話で完結しており、ローリング氏はカードに「番外編から(再び)書き始めるわけではないが、お楽しみ用」と記している。
 競売を実施したのはロンドンの有名書店ウオーターストーンで、ローリング氏や昨年ノーベル文学賞を受賞したドリス・レッシング氏ら計13人の著名作家がカードに書いた作品を寄せた。売り上げは言語障害関係の慈善団体などに寄付する。落札者は不明。(共同)

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2008年6月11日のニュース