品川祐の自伝映画化!製作前から面白宣言

[ 2008年5月23日 06:00 ]

自身が原作の小説と漫画を映画化した「ドロップ」の監督を務める「品川庄司」の品川祐監督

 お笑いコンビ「品川庄司」の品川祐(36)による自伝的小説「ドロップ」が映画化される。品川自身が脚本、監督を務め、長編監督デビューとなる。小説は30万部を売り上げ、漫画化を経ての映画製作に「本当に楽しみ。早く完成したものを見てみたい」と話し、6月中旬のクランクインが待ち遠しい様子。公開は09年春。

 悪ガキだった中学生時代をモデルにした小説が、スクリーンに登場する。しかも、品川自らがメガホンを取るオマケ付きだ。
 03年のオムニバス映画「監督感染 Director Infection」の中の1本「TWO SHOT」で短編の監督は経験済みだが、長編は初めて。お笑い出身では、北野武監督(61)が41歳、「ダウンタウン」の松本人志(44)が43歳で監督デビューしたのに対し、品川は両巨匠より早い30代での挑戦。水上繁雄プロデューサーは「短編のテンポの良さ、最後にしっかり落とすという勘がさえていました。何より“ドロップ”の世界観を彼以上に知っている人はいません」と起用理由を説明する。
 品川は大の映画好き。脚本は小説と漫画をベースに2週間で200ページ執筆。製作サイドから「長すぎる」と言われ、1週間で100ページに書き直したといい「ただの不良映画ではなく、笑いあり涙あり詰め込められるだけ詰め込みました」と話す。
 80年代の東京・狛江市が舞台。漫画「ビー・バップ・ハイスクール」の不良にあこがれたヒロシが、私立の進学校から不良が集まる公立高校に転校。口のうまさで不良グループに溶け込み、仲間たちとけんかに明け暮れる。
 キャスティングは現在、最終段階。自身や相方の庄司智春(32)の出演については「変装してこっそりアクションシーンに出たいです。庄司は出ないので、ロケバスの運転手でもやらせようかな」。現段階でも「凄いキャストが集まっていて、めちゃめちゃ面白いと思う。これでつまらなかったら、(配給の)角川映画の前で一日中、土下座します」と言い切った。

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2008年5月23日のニュース