高知舞台の日米合作映画ヒロインを募集

[ 2008年5月9日 06:00 ]

 ヒット映画「リーサル・ウェポン」シリーズなどで知られる米俳優ダニー・グローバー(61)が最新プロデュース作を高知で撮影する。日米合作の「The Harimaya Bridge(はりまや橋)」で、日本人ヒロインをオーディションで選ぶ。国際派スター誕生の予感だ。

 主人公は米サンフランシスコに住む黒人写真家(ベン・ギロリ)。1人息子は英語教師として高知に赴任し画家としても才能を発揮したが、交通事故に遭い命を落としてしまう。悲しみに暮れる父には、実は太平洋戦争中に自らの父も日本軍との戦闘で失っている過去があった。
 作品は、日本へのわだかまりを心に抱えながら、息子が残した絵の収集のために日本を訪れる写真家の姿を描く人間ドラマ。高知で英語教師を実体験したアロン・ウールフォーク監督(39)が“第2の故郷”をテーマにメガホンを取る。
 撮影は6、7月に高知で行われ、09年に公開予定。出演もするダニーは「1人息子の残した妻・紀子を演じる、新しい女優を探しています。新たな才能との出会いに期待しています」とメッセージを寄せた。対象は20代後半から30代前半で、英語に堪能であることが条件。詳細はブースタープロジェクトまで。

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2008年5月9日のニュース