手塚アニメ 高田馬場に勢ぞろい

[ 2008年5月9日 14:12 ]

高田馬場駅に登場した手塚治虫さんのキャラクターの壁画

 漫画界の巨匠、故手塚治虫さんが長く仕事場にしていた手塚プロダクションのある東京・高田馬場駅に、おなじみのキャラクターを描いた巨大壁画が登場した。

 壁画は2種類。同駅を通るJRと西武新宿線の高架下にあるコンクリート壁にそれぞれ描かれ、「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」「リボンの騎士」など人気キャラクターが勢ぞろいしている。
 改札を出た北側周辺は、高架下のコンクリートがむき出しになった壁が目に飛び込んでくるため、印象がよくなかった。そこで商店街、住民らが新宿区、鉄道会社と手塚プロに協力を依頼、実現した。地元商店街の加納由雄さんは「手塚さんのおかげで、お客さんを明るく迎えられる」と話す。
 ペンキなどの液体塗料は使用せず、高さ3メートル、幅1メートルのシートに原画を分割して印刷し、一枚一枚を壁に張り合わせた。幅約23メートルのJR側は、人々の暮らし、四季の営みを絵巻風に表現。幅約12メートルの西武側は、江戸時代からの高田馬場の歴史や、未来に伝えたい街の姿を鮮やかに描いている。

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2008年5月9日のニュース