17年ぶり音楽祭「NAONのYAON」

[ 2008年4月30日 06:00 ]

日比谷の野音にスケ番風の衣装で登場した(左から)杏子、寺田恵子、橘佳奈、JILL

 大型連休前半の最終日となった29日、各地でライブやイベントが開催され、若者たちを中心ににぎわいを見せた。東京・日比谷野外音楽堂では、女性アーティストだけを集めた伝説の音楽祭「NAONのYAON」が17年ぶりに開催された。

 主宰するSHOW―YAの寺田恵子(44)は、杏子(47)らと“スケ番”のコスプレを披露。開催前から「“女子校の文化祭”みたいなお祭りにしたい」と意気込んでいたが、ファッションまで予告通りとなり観客3000人は大ウケ。寺田と杏子は夏服で、PERSONZのJILL(47)とライブのイメージキャラクターを描いた漫画家の東村アキコさん(32)は冬服で登場。ペシャンコのかばんを手に、シーナ&ロケッツの「レモンティー」を歌った後、無言で退散。ツッパリを演じ続けたのか、コメントしたくないほど恥ずかしかったのかは不明だ。
 「NAONのYAON」は87~91年に同所で毎年開催。過去5回はいずれも当時の女性バンドで双璧だったSHOW―YAとプリンセス・プリンセスが競演した。
 元プリプリからはドラムスの富田京子(42)とベースの渡辺敦子(43)が参加。同じく解散しているZONEのギタリストの長瀬実夕(19)とベースの舞衣子(21)が加わり、一夜限りの特別バンド「ゾンプリ」でプリプリの代表曲「世界でいちばん熱い夏」とZONEの「Secret Base」を披露。長瀬は「こんな素敵な方たちとやれるなんて本当に幸せ」と胸を押さえ、舞衣子も「こういう会場でもう一度この歌を歌えてジーンと来た」と感激しきり。
 TRFのYU―KI(40)、相川七瀬(33)、まちゃまちゃ(31)ら出演者はバックメンバーを含めて計61人。約5時間のライブの最後は野音史上最多となる61人全員がステージに立ち、カルメン・マキ&OZの「とりあえずロックンロール」を合唱。寺田は「来年また!」と再演を約束した。

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2008年4月30日のニュース