“スシ・プリンス”光一にNY沸いた!

[ 2008年4月30日 06:00 ]

 KinKi Kidsの堂本光一(29)が主演する映画「銀幕版 スシ王子!~ニューヨークへ行く~」(監督堤幸彦)のプレミア試写会が28日(日本時間29日)、米ニューヨークで行われた。会場は世界最大規模の総合芸術施設「リンカーン・センター」内の「ウォルター・リード・シアター」。由緒ある施設で光一は「アイム・スシ・プリンス」と英語であいさつし、笑いを誘った。

 全米芸術のメッカ「リンカーン・センター」に酢飯のにおいが漂った。
 試写会に先立つレセプション・パーティー。ニューヨークに初めて寿司店を出店したとされる鈴木彰さん(69)らが腕を振るったトロやエビの握り寿司を、観客約250人がコーラを飲みながら舌鼓。日本を飛び出した若い寿司職人が当地で寿司職人と対決する物語と重なる“異文化交流”。「デリ~シャス!!」の声が何度も上がり、施設関係者も「センター内で寿司を見るのは初めてだ」と、“和式”パーティーに目を丸くした。
 そんな中、光一が到着すると、米国人の子供たちから「スシ・プリンス!」の掛け声が飛んだ。ポスターを見てファンになったという女性からも、オルゴールをプレゼントされるなどニューヨーカーの熱い大歓迎を受けた。
 この試写会は昨年春にロケを行い、タイトルにもなったニューヨークへ“凱旋”する意味を込め開催。映画関係者を集め、全米公開を売り込む狙いもある。会場には劇場の会員や現地スタッフ、関係者が招待され、アジア系を中心に白人や黒人の姿も見られた。
 光一は「こんばんは…日本語ですいません。皆さんに映画を見てもらえることをうれしく思います」とあいさつ。「ちなみに私は…アイム・スシ・プリンス」と日本語と英語が交じった“自己紹介”で笑いを誘った。
 現地ロケを振り返り「撮影にすごく協力的で、さすがエンターテインメントが生まれる街と思った」と感想。空手と寿司を合体させたり、ニューヨーク郊外に水田が出現したりと荒唐無稽(むけい)なギャグや設定が飛び出す内容に「実は作品のユーモアが皆さんに伝わるか不安」としながらも「おふざけが詰まっているけど、どこかしら日本人の精神や文化も含まれている。その部分が伝わるといい」とアピールした。

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2008年4月30日のニュース